Y パブ&ゲストハウスが1/23にオープンしました。
たくさんの方に祝って頂いて、
Y・うかぶのメンバーと共にホッと胸をなで下ろしています。
ありがとうございます。
今回の話が始まってから1年ちょっと。
長く時間のかかるプロジェクトでも、
結局最後はバタバタになってしまいました。
便利な駅前なんだけど街外れの雰囲気のエリアにYはあります。
賑やかくもなく寂しくもない程々な感じが
宿にちょうどいいなと気に入っています。
Y pub&guesthouse
鳥取市今町2丁目201
TEL 0857-30-7553
http://y-tottori.com/
1Fパブ・2Fゲストハウス共に うかぶLLC.の運営です。
彼らの考えるゲストハウスは詩的かつ実験的な場所で、
それを経済や法規で構成されている社会に適合させるのは大変なこと。
親和し得ないもの同士、配合を試しながら接着していくような感じで、
そんなに鮮やかなものじゃない。
何度か気絶しそうになりながらようやく着地、です。
彼らとの共同作業で僕も混乱したり反省したり、
この世界で大事なことってなんだっけ、と考えてみたり。
経済メガネじゃ見えないし、
経済コトバじゃ説明出来ない装置を
まちの中にそっと置いてみる。
そこで生まれる出来事や違和感や摩擦の感覚を頼りに
ぼくらは世界のかたち捉え直すことができるのじゃないかと、
なんとなくそう思う。
新聞やネットは手の届かない遠くのことを事細かく教えてくれるけど、
そういうスパイシーなニュースが世界のすべてじゃない。
テーブルの上のティッシュの箱や
通勤途中に転がっているタバコの吸殻や
風になびく街路樹の枝葉がぼくらの世界を作っている。
Yはそういう「普通」を改めて見据えるための装置なのかもしれない。